ネットを用いた誹謗中傷や名誉棄損とは?対策法はあるのか

ネット誹謗中傷

ネット名誉毀損とは?

近年では世界中においてインターネットが発達し、様々な情報を瞬時に得ることや、自ら情報を発信することなどを誰でも行えるようになりました。このように便利な世の中になってきた反面、様々なトラブルや問題なども発生するようになってしまいました。その中のひとつに、ネットを用いた名誉棄損があります。

名誉棄損とは、不特定多数の前などで、ある特定の人を侮辱することや恥ずかしめることにより、社会的な評価を損なわせることをいいます。パソコンなどで簡単に情報を発信することが出来るようになったので、誰でも被害者、あるいは加害者になり得る可能性があります。また、自分は侮辱している意識がなくても、相手は名誉棄損と判断して訴えてくる可能性もあります。現実世界のみならず、ネットの世界でも名誉棄損に該当すれば、法的に処罰される可能性は十分にあります。

しかし、情報の発信は匿名で行われることも多く、摘発しようとしてもなかなかできないという現状があります。最近ではこうしたトラブルや問題を未然に防ぐべく、各国様々な対策方法がなされていますが、摘発数が増えるには至っていません。

ネット誹謗中傷の被害者の対処法

次に、自分が名誉棄損に被害者になったらどう対処するべきなのでしょうか。この場合は、誹謗中傷対策業者、弁護士などの専門家や、法務局などへ直接相談することになり、名誉棄損に該当すると判断された場合、その書き込みがある掲示板などの管理者に削除が申し立てられます。この場合のポイントとして、当然ながら名誉棄損に該当しないと削除請求に結び付かないので、たとえば自分が不快に思った書き込みや記事などでも、それは自分に対する名誉棄損には当たらないため、請求することはできません。また、名誉棄損にあたるのではないかという申し立ての全てを受け入れてしまっては数が多すぎるので、専門機関によって慎重に判断がなされます。

一般的には書き込みの削除で完結しますが、名誉棄損の程度が著しく、法的に問題があると判断された場合には、たとえその書き込みが匿名でなされていても、管理している側などで人物を特定し、法的処置が行われる場合もあります。そのため、匿名ということで安心して誹謗中傷を行っている人も、全く安心ではないということを知っておきましょう。
名誉棄損にあたる行為は断じて許されませんが、それを分からないようにネットにおいて行うことは、人間のモラルに反する以前の問題です。ネットを使う人のモラルが改善しない限り、この問題が終息することはないでしょう。